弓道の巻藁台を手作りしてみた 素人DIY

前回は頂いた稲わらで巻藁を作りました。

今回は弓道の巻藁練習の際、ちょうどいい高さで使うための巻藁台の作り方をご紹介しようと思います。

こんな感じの巻藁台を作ります。


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材料費約3500円。安い。

自由に自分の好きな高さに変えられる

台風や大雨の時は折りたたんでコンパクトに収納できる。

このあたりにこだわって作りました。

 


毎日使うものとして、自分の身長にピッタリ合った巻藁台、欲しくないですか??

確かに弓道場に置いてあるものも頑丈な作りで良いのですが、自分の身長に合った巻藁台に行きがちですよね。

それに台風で家の中に避難させるにしても幅取るしなぁ

ということで今回は、自分の身長に合った&後から高さの調節もできる&収納もできる弓道の巻藁台を作っていこうと思います。

 


この記事を最後まで読めば、だいたいの作り方がわかると思います。

 


ちなみに参考にしたのはDIY第23弾…弓道・巻藁台 : Twins Houseのサイトです。ありがとうございました。

では早速作っていきましょう。

材料

まずは材料

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木材(※単位は㎝ではなく㎜です。)

2×4材 1550㎜    4本(自分の身長-100㎜してあげるとうまくいきます)

1×4材 570㎜    4本(巻藁の胴の長さによって調整、巻藁の両端を少し出せるぐらいの長さがおすすめです)

1×4材 770㎜    2本(上の材料+200㎜ぐらいがちょうど良いです。)

小道具あれこれ

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ロープ2m…切り売りの「パイレンヨットロープ」を買いました。ロープだと引っ張りにも強く、ヨットロープと書いてあったので雨風にも強そうだ。ということで選びました。だいたい2mで400円でした。

タンバックルM    88㎜…野球場なんかのネットに使われている「あれ」です。ホームセンターで見つけて使えそうだったので購入しました。当初の計画ではラチェット式ベルトの予定でしたが、高いのと、屋外で巻き藁を使う際に中のギアや部品がどうしても劣化してしまうのでタンバックルを購入しました。

一つ130円ぐらいだったので安いのもgoodです。

ボルトとナット…3/8×100㎜ 折りたたみの構造にするための肝の部分です。2×4材の太さを考えると100㎜ぐらいがベストかな?

ステンレス木ねじ…4.1×38㎜を24本使用しました。錆に強いステンレスがおすすめです。

インパクトドライバー…ねじを止めたり、穴をあけるのに使用します。

ノコギリ…安いやつで充分切れます。

無くてもいいけどあったらあったで便利な子たち

2×4定規…ねじを止める場所や、ボルトの穴をあけるときに中心が取れるのでとても便利です。

スパイラルステップドリル…穴を拡大することでボルトの頭が木材に飛び出ることなく、フラットになります。完成度が高まります。

 


早速作っていきましょう

ここまできっちり寸法を測っておきながら、木材を取り付ける高さはだいたいで取りつけました。お茶目なところが出ちゃいました。

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写真の要領で配置していきます。

幅をしっかり合わせるために570㎜の板を上にも置いて、幅を固定しながらネジを止めていきます。

下穴をしっかりあけてあげることで、木材のひび割れと、まっすぐにネジが入っていってくれます。


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巻藁台の強度を上げるために770㎜の板を斜めに取り付けます。

木材の角がとびでているので、横幅に合わせて切ってやります。


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この飛び出ている部分を切ってやることで、折りたたむときに木材と木材が干渉せずに済みます。

カットできたらもう一枚の木材を重ねて線を引き、同じように作ってやりましょう。

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斜めの板を取り付けたら、570㎜の板も上部に取り付けます。

これで半分は完成です。

もう一度反対側も同じように作っていきましょう。

 


巻藁台を折りたためるようにしていきます。

反対側も上手に取り付けられたら、ボルト用の穴をあけていきます。

穴の位置は目安として「上部の板570㎜」と「斜めの板770㎜」のちょうど中間あたりです。

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長さを測って2×4定規で中心を取ります。

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インパクトドライバーで穴をあけ、スパイラルステップドリルに切り替えて穴を少し広げてやります。

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じゃーん いい感じです

片方の上部の板(570㎜)を取り外し組み立てます。

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ボルトがしっかりハマったときめっちゃ気持ちいです。

おお。もうほぼ完成ですね。

 


巻藁台の開く幅を固定します。

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タンバックルとロープを下部の板に巻き付けます。

ロープの結び方ですが、「釣り サルカン 結び方」で調べると引っ張りに強い結び方がわかります。

ロープの長さは何度か試してみてください。実際に自分が巻藁を引きやすい高さ+少し高いぐらいまで調整します。

微調整はタンバックルをクルクル回すとうまくいきます。

 

 

 

足を安定させます。

このままだと、巻藁台がつま先立ちしている感じになってかわいそうなので、少し工夫してやります。

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いままで出た端材を積み重ね、地面と平行を作ります。足を切りすぎないような高さで線を引き、のこぎりで切ります。

これで、地面とピッタリとついて安定した足が手に入りました。


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完成

あとは、巻藁を上に乗っけて完成です!お疲れさまでした!

材料の寸法を測ったり、途中のこぎりで木材をカットするの場面が何回かあるので、大変でしたがこれで巻藁台が手に入りました。

「巻藁は買ったから巻藁台は手作りしてみよう!」という方の手助けになれば幸いです。

 


弓道場がコロナで閉鎖している中でも、弓道人として「この状況を楽しんでやろう!」と常に考えているのでこれからも工夫し続けます。

あと負けたくないライバルが指で数えきれないぐらいいるので、そのライバルに負けないように矢数をかけていきます!

【弓道】巻藁の作り方Lv.2 握力なくても作れます

ちょうど1年ほど前に、「竹すだれ」を使って巻藁を作ることに成功しました。

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悪天候の時以外はほぼ毎日この巻藁を使って練習をしていたのですが、現在も問題なく使えているので、かなりの強度があるのではないかと感じています。

今の巻藁も充分使えるのですが、縁あって職場の方から大量の稲わらをいただきましたので新しく自作してみることにしました。

稲わらを譲っていただきました職場の方、本当にありがとうございました。

 


コロナ期間中で弓道場が開かないという事が長く続いているので、家に巻藁があると助かります。家に帰ったら巻藁があって、ふとした瞬間に弓道ができるというのは精神的にプラスです。最高です。みなさんもこのブログを読んだ後は巻藁を手作りしてみてください。

 

ちなみに巻藁を折角作ったとしても、天井に弓が当たり「打ち起こしが出来ない」という事がありますので確認してから作ることをお勧めします。

 

このブログ記事を読めば巻藁が作れるようになります。ですが、素人工作ですので完璧ではありません。注意を払いながら少しずつ試しながら作ることをお勧めします。

 


では早速作っていきましょう

まずは材料

  • 大量の稲わら(竹すだれでも可)
  • 垣根縄
  • ラチェット式ベルト(ゴツければゴツいほどいいです)
  • 針金(爪楊枝2本分くらいの太さ)
  • 番線として締める用の棒
  • 生垣バリカン(これの用意が1番大変?)
  • 藁ロープとゴザみたいなやつ(名前忘れました笑)

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今回は↑の大量の稲藁をいただきましたので、材料費がかなり浮いてます。

前回の余り物があったのでロープやゴザ、針金を合わせても3000円位で作れたかな?

 

 

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こんな感じのものが作れます。

結論から話すと、稲わらをラチェット式ベルトで強く巻き付け、垣根縄で仮止めし番線でしっかりと締め込むという流れです。

実際何回か巻いていると、「ああ、こんな感じか」というのがわかってくると思います。

 

 

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ラチェット式ベルトのロープを伸ばして、藁を根っこと先端部分が交互になるように並べます。写真では1束をまとめるために小さい藁が巻き付けてありますが、取り外すことをお勧めします。この作業によって完成品がより密度高く美しくなります。

 

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何十束か巻いたものがこちらになります。

ラチェット式ベルトで巻きつけた後、しっかりと垣根縄で締め付けてあります。まだ番線は使いません。仕上げに使います。

稲藁を先程の要領で平たく並べ、雪だるまを作るようにコロコロと巻き付けていく作業です。

 


私の県は一年中雪の降らない県なので、雪だるまなんて作った事がないわけです。漫画でどんどんと大きくなっていく雪玉を見た事がありますが、あれはホントなのでしょうか。とても気になります。

 


話がそれました。

 

 

 

かなりボサボサですが最後に生垣を綺麗にする用のバリカンで形を整えるので大丈夫です。ちなみに竹すだれを使うと寸法がきっちりと測ってありますので完成品がとてもきれいに仕上がります。生垣バリカンを使わなくて良いというのもGOODです。

 

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材料を全て巻きつける事に成功しました。後は見栄えの衣を巻き、番線でしっかりと締め込み、それっぽく縄を盛り付ければ完成です。

 

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なぜかバトミントンのシャトルが映り込んでしまいましたね笑
番線を5箇所ほど締め込むことによって、巻藁の矢を受け止める摩擦力が生まれます。

ここをしっかりとやれば3ヶ月使い込んでいった時に雲泥の差がでます。

番線のやり方ですが、私よりも詳しい方(職人)の方がyoutube にいらっしゃいますので「番線 やり方」で調べることをお勧めします。


また両サイドのムダ毛部分ですが、生垣バリカンでうまいことならす事ができます。もしなければ地道に鎌などを使い、ならして行くといいと思います。(ノコギリはダメでした。ギザギザの部分に藁が食い込んで使い物になりません。)

 

 

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バリカンで両サイド刈り込んだのが上の写真です。

もうほとんど完成ですね。

 


実際の巻藁も面の部分は平坦ではなく、少しなだらかなカーブを描いています。でもこの辺は個人の自己満足の世界です。真っ直ぐが好きなら真っ直ぐで、カーブが好きならカーブで。お好みで選びましょう。使うのはあなたですから。

 

 

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さて、自己満足の世界その2です。

巻藁の上に乗っているチョボです。私は恥ずかしながら名前が分からないのでチョボと呼びます。

チョボの巻き方ですが、「男結び」と呼ばれる巻き方なんじゃないかな?と思います。

YouTubeで「男結び やり方」で調べてみましょう。きっと分かります。

説明が面倒くさいからとかではないです。ほんとに。決して。

 

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そして番線の針金を隠すように閉めてあげれば、無事完成です!おめでとうございます!

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作ってみた感想として何度か繰り返しているうちに、どんどん上手になっていくなと言う感じでした。

刺さり具合も申し分ないのでこれからどんどん使い倒そうと思います。

 


現在コロナで弓道場が一時的に閉鎖したり、弓が引けない状況になったりしています。

ですが、ちょっとした工夫で案外うまくいくもんです。

まだまだゴールは見えていませんが、いつかみんなで弓道ができるように願っています。

 

今のうちにドンドン差をつけてやるぜ!!!!


次は巻藁台の作り方もUPします!