【弓道】巻藁の作り方Lv.2 握力なくても作れます

ちょうど1年ほど前に、「竹すだれ」を使って巻藁を作ることに成功しました。

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悪天候の時以外はほぼ毎日この巻藁を使って練習をしていたのですが、現在も問題なく使えているので、かなりの強度があるのではないかと感じています。

今の巻藁も充分使えるのですが、縁あって職場の方から大量の稲わらをいただきましたので新しく自作してみることにしました。

稲わらを譲っていただきました職場の方、本当にありがとうございました。

 


コロナ期間中で弓道場が開かないという事が長く続いているので、家に巻藁があると助かります。家に帰ったら巻藁があって、ふとした瞬間に弓道ができるというのは精神的にプラスです。最高です。みなさんもこのブログを読んだ後は巻藁を手作りしてみてください。

 

ちなみに巻藁を折角作ったとしても、天井に弓が当たり「打ち起こしが出来ない」という事がありますので確認してから作ることをお勧めします。

 

このブログ記事を読めば巻藁が作れるようになります。ですが、素人工作ですので完璧ではありません。注意を払いながら少しずつ試しながら作ることをお勧めします。

 


では早速作っていきましょう

まずは材料

  • 大量の稲わら(竹すだれでも可)
  • 垣根縄
  • ラチェット式ベルト(ゴツければゴツいほどいいです)
  • 針金(爪楊枝2本分くらいの太さ)
  • 番線として締める用の棒
  • 生垣バリカン(これの用意が1番大変?)
  • 藁ロープとゴザみたいなやつ(名前忘れました笑)

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今回は↑の大量の稲藁をいただきましたので、材料費がかなり浮いてます。

前回の余り物があったのでロープやゴザ、針金を合わせても3000円位で作れたかな?

 

 

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こんな感じのものが作れます。

結論から話すと、稲わらをラチェット式ベルトで強く巻き付け、垣根縄で仮止めし番線でしっかりと締め込むという流れです。

実際何回か巻いていると、「ああ、こんな感じか」というのがわかってくると思います。

 

 

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ラチェット式ベルトのロープを伸ばして、藁を根っこと先端部分が交互になるように並べます。写真では1束をまとめるために小さい藁が巻き付けてありますが、取り外すことをお勧めします。この作業によって完成品がより密度高く美しくなります。

 

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何十束か巻いたものがこちらになります。

ラチェット式ベルトで巻きつけた後、しっかりと垣根縄で締め付けてあります。まだ番線は使いません。仕上げに使います。

稲藁を先程の要領で平たく並べ、雪だるまを作るようにコロコロと巻き付けていく作業です。

 


私の県は一年中雪の降らない県なので、雪だるまなんて作った事がないわけです。漫画でどんどんと大きくなっていく雪玉を見た事がありますが、あれはホントなのでしょうか。とても気になります。

 


話がそれました。

 

 

 

かなりボサボサですが最後に生垣を綺麗にする用のバリカンで形を整えるので大丈夫です。ちなみに竹すだれを使うと寸法がきっちりと測ってありますので完成品がとてもきれいに仕上がります。生垣バリカンを使わなくて良いというのもGOODです。

 

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材料を全て巻きつける事に成功しました。後は見栄えの衣を巻き、番線でしっかりと締め込み、それっぽく縄を盛り付ければ完成です。

 

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なぜかバトミントンのシャトルが映り込んでしまいましたね笑
番線を5箇所ほど締め込むことによって、巻藁の矢を受け止める摩擦力が生まれます。

ここをしっかりとやれば3ヶ月使い込んでいった時に雲泥の差がでます。

番線のやり方ですが、私よりも詳しい方(職人)の方がyoutube にいらっしゃいますので「番線 やり方」で調べることをお勧めします。


また両サイドのムダ毛部分ですが、生垣バリカンでうまいことならす事ができます。もしなければ地道に鎌などを使い、ならして行くといいと思います。(ノコギリはダメでした。ギザギザの部分に藁が食い込んで使い物になりません。)

 

 

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バリカンで両サイド刈り込んだのが上の写真です。

もうほとんど完成ですね。

 


実際の巻藁も面の部分は平坦ではなく、少しなだらかなカーブを描いています。でもこの辺は個人の自己満足の世界です。真っ直ぐが好きなら真っ直ぐで、カーブが好きならカーブで。お好みで選びましょう。使うのはあなたですから。

 

 

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さて、自己満足の世界その2です。

巻藁の上に乗っているチョボです。私は恥ずかしながら名前が分からないのでチョボと呼びます。

チョボの巻き方ですが、「男結び」と呼ばれる巻き方なんじゃないかな?と思います。

YouTubeで「男結び やり方」で調べてみましょう。きっと分かります。

説明が面倒くさいからとかではないです。ほんとに。決して。

 

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そして番線の針金を隠すように閉めてあげれば、無事完成です!おめでとうございます!

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作ってみた感想として何度か繰り返しているうちに、どんどん上手になっていくなと言う感じでした。

刺さり具合も申し分ないのでこれからどんどん使い倒そうと思います。

 


現在コロナで弓道場が一時的に閉鎖したり、弓が引けない状況になったりしています。

ですが、ちょっとした工夫で案外うまくいくもんです。

まだまだゴールは見えていませんが、いつかみんなで弓道ができるように願っています。

 

今のうちにドンドン差をつけてやるぜ!!!!


次は巻藁台の作り方もUPします!