【弓道】巻藁の作り方をまとめました

 

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巻藁手作りしたい人「家で巻藁練習がしたい。だけど巻藁は2万円くらいかかるし、なかなか手が出ないから巻藁の作り方を知りたい」

 

 

 

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  1. 巻藁の作り方
  2. すだれ巻藁でも問題ない理由
  3. 実際に作ってみる

 

目次

 すだれを使って巻き藁を作る方法を紹介します。1500円程度の道具が必要ですが、この方法で誰にでも巻藁を手作りすることができます、

 

巻藁を製作して1か月で、500射程度引きましたが、通常の巻藁と同じように使えています。

 

 

1.巻藁の作り方

どういった方法なのか? 
    1. 巻藁の原料はすだれ
    2. 軽トラなどで荷物の固定に使用するラチェット式ベルトで締め込み
    3. 縄でしばる。なんでもいい。ですがある程度しっかりとしたものをおすすめします。デザインが和っぽいものの方がきれいに仕上がる。

 

  1. どれくらいの製作費なのか?

 

  1. 7000円くらいで制作できます。しかも材料は近所のホームセンターで揃う。
  2. 巻藁を通常購入すると2万はかかるので、学生にはキツい。

 

メリット

巻藁を手作りするメリットは、いつでも、好きなだけ矢数をかけられることです。

 

僕は県外の道場に行ったことがあまりないので、巻藁事情はよくわかりませんが、弓道場の巻藁って数少なくないですか?

 

これは皆さんあるあるだと思うんですけど、射形で直したいポイントがあって、巻藁で修正したい。けど他の人もいるしそんな何本も引けないなぁ。ってことありますよね。

 

僕はめちゃくちゃあります。そんな時に自分専用の巻藁があれば嬉しいですよね。

その願望がかないます。しかも材料はすべてホームセンターで揃います。

 

デメリット

 

今回手作りする巻藁は直径が少し小さめなので、外さないか初めは怖い。

ですが結論、問題ないです。

 

僕自身500射程度引いていますが、もちろん外したこともないですし、変な離れが出たとしても受け止めてくれます。

 

もしもまだ不安なら、さらにすだれを追加して一般的な巻藁の直径に近づけてあげるとgoodです。

 

2.すだれ巻藁でも問題ない理由

問題ありません。もちろんちゃんと刺さってくれます。

今回手作りする巻藁の直径が小さいといっても、ぶっちゃけ矢が刺さる位置は狙いの右上数センチです。

 

例えばなんですが、巻藁って目の前に立ってみるとかなりデカいですよね。

巻藁引いてて逆に外す方が難しくないですか?煽りとかではなく。

 

それでも、引き分けの途中で暴発しそう。という意見が聞こえてきそうですが、問題ないです。

 

まずその原因を直してから、巻藁練習に取り組みましょう。また少しでもその不安があるならば巻藁の後ろに防護ネット張りましょう。

 

それか先ほど紹介したように課金してすだれを多く巻き、矢が当たる表面積を大きくするのも手です。

 

 

結論としてすだれ巻藁で問題ありません

 

 3.実際に作ってみる

 

では作り方を解説していきます。

 

今回使用した材料は

すだれ88×220cm…8個

¥4464

ラチェット式ベルト

¥1580

垣根縄100m(100mも使わなかったです)

¥758

合計金額

¥6802

 


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基本的にはすだれを巻き付けて1つのロールにするといった考え方です。

 

まず、すだれの両端にある大きめの竹をカットします。

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そしてできるだけ隙間がないように巻いていきます。(あとでしっかり締めこむのでそんなに神経質にならなくてもいいです)

 

巻き終わったら、ラチェット式ベルトで締めこんでいきます。

 

参考までに動画のツイートを貼り付けておきますね。



ここで「ラチェット式ベルト触ったことないし、不安だな。」という声が聞こえてきそうですが、結論から言うと大丈夫です。

 

買ったときについてくる取説を読めば、使いこなせるようになります。

僕も今回はじめて触りました。

初めて触った方でも数分いじっていれば、「なるほどな。」と使いこなせるようになります。

 

なのでラチェット式ベルトを初めて使う方でも大丈夫です。

 

作業中に気を付けること2つ

 

  1. ラチェット式ベルトでしっかり締めこむ
  2. 縄を締めこむときは、かた結びで

 

 

1.ラチェット式ベルトでしっかり締めこむ

 

ラチェット式ベルトでかなりきつく締めこんでください。

これをやることによって出来栄えがかなり変わってきます。もはやこの作業の一番キモといっても過言ではないです。

 

具体的にはすだれが食い込むくらい、メキメキと音がするくらいですね。

 

これにより完成度の高い巻藁を作ることができます。

ベルトでしっかりと締めこんだ後は縄を使って縛っていきます。

 

2.結び方は、かた結びで。

 

「そんな簡単な結び方で大丈夫?」と思われる方もいるかもしれませんが大丈夫です。

 

実際釣りで使用する結び方を色々試してみましたが、「簡単でかつ、内側からの膨張に耐えられる」のはかた結びでした。

 

なので、かた結びで問題ありません。

 

すだれ1巻きごとに4か所程度締め込み、結んでいきましょう。

 

作り方の説明は以上です。

 

あとはこれを繰り返していくだけ。すごいシンプルですよね。

 

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実際に完成した巻藁がこちら。今回8個しか,すだれを使用していないので通常の巻藁より小さめです。

 

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サイズ感は小的です。写真の小的は前に大会で優勝した時にいただいたものです。

 

もっと巻藁の直径を大きくしたければ、さらに追加ですだれを購入すると◎です。

 

今回すだれで巻藁を手作りする方法について解説しました。

 

巻藁を手作りしてしまったので、今では道場に行かなくても、仕事帰りや自分の好きなタイミングで弓道をすることができています。

 

 

このコロナ騒動で道場に行けない方、学生で自宅でも練習したい方々の参考になれば幸いです。それでは!